スピリチュアル相談 2025年9月5日号

Q:私は常に自分よりも家族を優先し、自分を後回しにして頑張っています。それなのに、夫も子供も私のそんな気持ちや頑張りを全く解ってくれず、どれだけ頑張っているのかを説明してみたんですが、ちっとも通じない感じで、何だか虚しくなってしまい孤独感に苛まれています。私の頑張りがまだ足りないのでしょうか、それとも説明不足なんでしょうか。

A:あなたが頑張っていることを一番解っているのはあなた自身です。そこであなたの頑張りは完結しています。
勿論それをご家族が理解し言動で示してくれたら嬉しいですが、それを過度に期待し失望するスタンスは自分の人生を他者に委ねていることになり、自分軸がない生き方とも言えます。
人は誰しも他者による承認を得たい、相手に理解されたい、という欲求がありますが、それのみを追い求めることは自分という人間の存在価値や生きる意味を他者に依存している状態となり、他者の評価によって自己認識がその都度左右されることにもなり得ます。

 そうならない為には、他者ありきの相対的な評価を全く無視するという意味ではありませんが、絶対的な自分としての在り方の土台に立つことが必要です。人はいい意味で孤独な存在=インディペンデントな存在であり、その向こう側に真の自己認識という次元が広がっています。自分の生き方そのものが自分として絶対的なのか、それとも他者の反応に依存したものなのかを知り、相手に過度に期待することなく、お互いに自己に対して誠実に生きること、それが延いてはお互いに尊重し合う真の愛ある関係性を構築することに繋がると思います。

2025年もあなたに愛と光が降り注ぎますように。

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