スピリチュアル物語 第250話 一地球と太陽

「そうじゃな、全てを学び切った暁には地球ツアーにはもう魅力を感じないかも知れんな」

マグワートはそう言うと暫し黙った。マジョリアルもウィザットも同様に暫く黙っていたが、

「そうなると…全ての人間が全てを学び切った時…地球には誰も居なくなるんでしょうか…」

マジョリアルがその沈黙を破った。

「それはワシにも判らんよ。もしかしたらそうなる前に地球自体が滅亡してしまうかも知れんしな…」

「え?滅亡?」

ウィザットが素っ頓狂な声を上げる。

「一説に拠れば、地球はあと50億年後位には太陽に飲み込まれてしまうそうだ」

「太陽に飲み込まれるぅ~?」

マジョリアルもおかしな声でそう応えた。

「太陽は恒星じゃが、恒星の寿命は約100億年と考えられており、太陽は既に46億年経過しているそうじゃ」

「太陽の寿命がきたらどうして地球が飲み込まれるんですか?」

冷静さを取り戻したマジョリアルがそう問う。

「恒星である太陽は最終的には中心の水素が尽き、そうなると燃え続けることが出来なくなり、バランスが崩れて膨張していくんじゃよ。太陽は元々は宇宙に漂う水素やヘリウム等のガスが集まってその引力により回転が始まり出来たもので、中心部分に発生した熱と圧力によって発火する様になったそうじゃが、水素が尽きてしまうと炎が弱まり、そうなると温度が下がって体積が膨張するんじゃよ」

「それが約50億年後っていうことなのかい?まだまだ先だよな。なんかあんまりピンと来ないけど」

「でも、必ずそれは起きるんですよね?太陽は永遠に存在しているものと思っていたけど…」

2025年11月7日号につづく❣

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