Q:他人の幸せを妬ましく思う自分が居ます。幸せそうな顔をしている人を見ると不幸になれと思ってしまいます。そんなことを思ってはいけないと頭では解っているのですが、どうしても心が捻くれてしまい他人の幸せを温かい気持ちで見ることが出来ません。こんな自分が情けなく…自己嫌悪です。
A:それは生得的な反応としては極自然なことかも知れません。
人間にも動物としての面があり、子孫を残していくという生得的な欲求がある為、自分よりも優れた者を排除し自分の遺伝子を残していきたいという根本的願望として、自分が優位に立っていない状況、つまり自分よりも他者が幸せそうな顔をしていることで自己の生存に対しての危機感を覚えてしまうのだと思います。
ただ、自分と他者とを切り離して考えている場合、妬ましい気持ちに支配され易くもなりますが、実は私達は深いところでは繋がっていてワンネスである、というスピリチュアル的な視点に立てば、他者の幸せは自分の幸せでもあると思えるでしょう。
最初はそうは思えなくても、まずは自分は生得的反応をしているんだなと認識した上で、でもあの人と私は深いところでは繋がっているんだから妬む必要はないのだと気付くことで、少しずつ妬ましさを払拭していける様にトライしてみては如何でしょうか。最初は演技でもいいので、出来る限り意識的に他者の幸せを自分のことの様に喜ぶ方向性に気持ちを向けていく様にしてみましょう。
そうすることで、他者に対しての愛を感じることが少しずつでも出来る様になれば、他者の幸せを温かい気持ちで見ることが可能となるでしょう。
2025年もあなたに愛と光が降り注ぎますように。


