Q:自分がした酷い言動は憶えてないのに、してくれたことだけ憶えていて、「してあげた、してあげた」と主張してくる人が居ます。勿論してもらったことには感謝していますし、言葉や行動でお返ししている積もりなんですが、それでも事ある毎に「してあげた」と言い続けるので、段々と恩着せがましさしか感じなくなってしまいました。
A:心理学的な解釈の一つとして、自分の酷い言動を憶えていないのは、自己愛性パーソナリティー症(以下自己愛さん)に見られる特徴の一端であるとも言われています。
自己愛さんの思考は“私は正しい”“私は優れている”がベースになっていることが多く、正しく優れている私が酷い言動をする筈がないと思い込む傾向にあり、過去の自分の酷い言動の記憶が抜け落ちてしまうのです。
或いは、憶えていたとしても、自分は悪くなく相手や状況のせい、または相手の為を想っての言動という認識に摩り替っていることもあります。
更に、自己愛さんは実は心の奥底では自信がなく、見捨てられ不安を持っているケースも多く、その為に他者に色々してあげることで自己価値を高めているという側面もあります。
そして、自己価値が下がってくると不安になり、してあげたことを再確認する必要が出てくるのです。
中には水に流せない酷い言動もあるかも知れませんが、自己愛さん0%の人は滅多におらず誰の中にもそういう面は多少なりともありますから、そういう人だと割り切り、あなたの愛の学びとして出来る限りは流し、不安解消の再確認に大らかな気持ちで寄り添い、その都度感謝を表明してあげては如何でしょうか。
2025年もあなたに愛と光が降り注ぎますように。
注意:魔女ともえが述べる内容はチャネリングによるひとつのサジェスチョンです。