Q:今年もお盆が近くなってきましたが、私は今迄に特に意識したことはなかったんですが、ある知り合いが「だからあなたは運が開けないのよ、ご先祖様を大切にしていないから…。お盆にはきちんとご先祖様をお迎えしておもてなしをし、そしてお盆明けには再びあちらの世にお見送りしたほうがご先祖様に守られるよ」と言って迎え火や精霊馬や牛、精霊棚、送り火等に関して熱心に教えてくれました。お盆をやらないと運が開けないんでしょうか。
A:お盆は元々は仏教の教えにはなく中国や日本の民間信仰であり、それが現代では仏教と微妙に絡み合って日本には浸透していますが、そもそもご先祖様はあちらの世界に居ながらも同時に常にあなたの傍にも居てお盆にだけ帰ってきているのではないですし、運が開けるかどうかはあなたから出ている波動次第であり、お盆と直接の因果関係はないと思います。
ですが、諸事に追われる日常にあっては、ご先祖様(自分のルーツ)に対しての感謝を忘れてしまいがちですので、一年に一度お盆の時期に迎え火を燃やしたり(その代わりとなる盆提灯を灯したり)、精霊馬を作成したり、お供え物でおもてなしをする…という具体的な行動によって感謝の気持ちを再認識するという点に於いてお盆の儀は悪いことではありませんし、その感謝の念によって自身からも好い波動が出るという作用も働きますので、そういう意味に於いてはお盆をやることで運が開けると言えると思いますが、運が開けるからやるというモチベーションでは本末転倒ですから、飽く迄も感謝というスタンスで行いましょう。
2025年もあなたに愛と光が降り注ぎますように。