「自分という意識がゼロポイントフィールド=アカシックレコードにあって、脳そのものには記憶はなく、思い出すという作業の度に脳が情報端末=デバイスとしてゼロポイントフィールド=アカシックレコードにコネクトして記憶という情報を取り出しているとすれば…人が死んで肉体=Bodyと共に脳が無くなってしまっても、その人の意識そして記憶は永遠にゼロポイントフィールド=アカシックレコードに残り続けるってことになりますよね?」
マジョリアルがマグワートの言葉をまとめた上でそう質問した。
「ま、端的に言えばそういうことになるじゃろうなぁ…」
マグワートが顎髭を摩りながらそう答えると、
「ということは、死んだ人の意識っていうか記憶っていうかをどうにかしてゼロポイントフィールド=アカシックレコードから取り出すことが出来れば、死んだ人とまた話が出来るかも知れないよね?」
ウィザットが目を輝かせてそう言った。
「それは将来的には可能かも知れん…。今現在は脳をロボットに移植して生き続けるといった研究をしている機関があるとも聞くが、それは倫理的な問題も孕んでいるので中々実用化は今のところは難しい様じゃが、仮にもしも直接ゼロポイントフィールド=アカシックレコードにコンタクトしてそこから意識や記憶を取り出すことが可能になれば、死者との対話も出来るかも知れんのう。ただ…ゼロポイントフィールド=アカシックレコードなるものが本当に存在しているのか、存在しているとして何処に在るのかをまず突き止めないとならないので、そこがまずはネックじゃろ」
2026年5月1日号につづく❣


