スピリチュアル物語 第257話 細胞

「茨の道を進む必要はない?」
「楽しく努力して適度に頑張って楽勝?」
ウィザットとマジョリアルが次々とマグワートの言葉を繰り返す。

「そうじゃ。だけど、多くの人は茨の道が好きなんじゃな。そのほうが生きている手応えを感じ易いからかも知れん。勿論、魂は磨かれてこそ輝くという側面もあるから、そういう面では苦難がこの地球ツアーには盛り込まれてはおるが、人生は自分からどういう波動を出そうと意識するかにかかっているとも言えるんじゃ」

「意識って大切なんですね」

「そうじゃよ。突飛に聞こえるかも知れんが、人間の細胞の一つひとつも意識を持っていて、人が病気になる原因は様々あるが、その内の一つの要因として細胞がどういう意識を持っているかが影響しているという説もあるんじゃ。その説は医学的には証明されてはいないが、もしも細胞が意識を持っていると仮定した場合、日常的に細胞一つひとつに向けてポジティヴに語りかけることで健康を維持出来るらしい」

「細胞に語りかける?」

「例えば、『胃袋の細胞さん…毎日食べ物を消化してくれてありがとう、心臓の細胞さん…絶え間なく動き続けてくれてありがとう』とか、『肌のキメの細胞さん…とっても綺麗ね』とか」

「何だか恥ずかしい感じがするわ」

「慣れる迄はそうかも知れんし、事情を知らない他者からは誤解される可能性があるので、独りの時に言うといいじゃろ」

「え?じゃあ爺さんも『ワシのお髭さん、毎日素敵じゃな』とか言っているのかい?」

「勿論じゃ。じゃからワシのお鬚さんはこんなに素敵なんじゃよ、ハハハハ」

2026年2月20日号につづく❣

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